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霧の残像領域

長文を流したいけど皆さんのTLを汚したくないときに使う場所です

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霧のコラム「残像領域の版図」
残像領域の地理・気候・風土について示す
もちろん辺境に行くにしたがって情報は変化するため、絶対ではないことを断っておく

残像領域のほとんどは荒野であり、大きな草木は生育せず、いつも霧に覆われている。時折異世界からの漂着物が流れ着き、カーゴカルトのような崇敬を持って受け入れられる。ある信徒はコンテナを見つけた時、祈りを捧げてから扉をバールでこじ開け、恵みに感謝していた

荒野には大きな石と、ごろごろ転がる錆びた残骸の山。砂。枯草。何を食っているか分からない小動物の影がたまに見える

社会。残像領域にも街はある。そこに住む人もいる。様々な人種人外が行き交う街。人が集まれば商売が始まる。漂着物を回収し売り払う者。それを奪い合い、戦い、生き残るための道具を用意する者。飯を炊く者。娯楽を提供する者。政府らしき政府はない。あったとしても表舞台には出てこない。それは複数あるというのが皆の実感である

ハイドラを扱う組織は無数にあり、ギルドだったり、軍隊だったり、企業だったり、教団だったりする。利害が一致したとき、共に戦線を張るが、つながりは薄い。フリーの傭兵業も盛んである。ハイドラに乗ることは夢の一つである。誰もが一度はそれを夢見て、自らの機体を思い浮かべる。マーケットを利用できる人間は限られていた。偽造ライセンスや裏取引、闇市での購入など抜け道はいくらでもある

海がどこかにあるという噂。珍獣を集めた動物園の噂。それを確かめた者の噂。信じるか信じないかは自由であった

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