長文を流したいけど皆さんのTLを汚したくないときに使う場所です
[1]  [2]  [3]  [4]  [5]  [6]  [7]  [8]  [9]  [10]  [11

来るべきユニット・オーバーロードに向けて
特殊ユニットの研究を行う機関

それが
白兎生体化学特殊兵装実験開発チームであった

一つはデバステイター・ユニットを
一つはランページ・ユニットを
一つはアンセトルド・ユニットを
一つはグリスター・ユニットを
最後に、実証DR開発を行う5つのチームに分かれていた

その一つ、デバステイター・ユニット開発チームの一人
彼は研究を終え、帰り道を歩いていた
まだ日が暮れたばかりの、薄暗い道だ

街の明かりが灯り始め、賑やかな光の粒を瞬かせる
ふと、彼は寄り道をした
気まぐれだった。列車のガード下をくぐり、地下道へ

彼はぎょっとした。なじみのない地下道に、急に店ができていたのだ

思わず覗き込んだ

ハイドラ・パーツショップ『雨傘日和』

そうとだけ書かれた、粘着テープ跡だらけの汚い窓をのぞき込む
中は無数のランプが煌めき、彼は目を細めた

誰かいる

いつの間にか、彼は店の中へ入り込んだ

女店主が一人、カウンターでうつらうつらと舟をこいでいた
ハイドラのパーツらしきものは見えない

「すみません」

「あい、なんでしょう」

「ハイドラのパーツは、どこに」

「目の前にあるじゃないですか」

ランプしかない。いや、まさか……

「これが……?」

「デバステイター・ユニット。暗夜領域照射誘導灯。何か?」

「デバステイター・ユニット? それは領域殲滅兵器……」

女店主は、にやりと笑う

「ユニットには4つのバリエーション。ただ、アンビエントとグリスターには3つしかバリエーションがなかった。4+4+4+3+3。全部で18の神器」

研究員の頭に火花が散る。伝承の領域遮断噴霧器と水粒爆縮投射装置の差異。ランページチームの疑問。その答えがあった

「夢だ……これは夢だ」

「そう、起きたら忘れる夢」

「覚えておかなくちゃ……こんな、大切なことを」

「できるかな?」

ゆっくりと消えていくランプ。闇の中、彼は必死にメモ帳を探す。闇に包まれていく。ペンを取り出す。なぜか、インクが途切れて書けない
涙を浮かべながら何かを書こうとし、何を書くか分からない自分に気付き、

やがて……

彼は自室のベッドの上で目を覚ました


拍手[4回]

レジスタンスは戦い続けていた

解体され散り散りになった熾天使旅団と辺境自由同盟を拾い上げ
集められた精鋭たち

全員がWHで武装する辺境最大の武装組織へと成長する
まるで小川が次々と交わり、大河にそそぐように
虐げられ、追いやられ、踏みにじられた人々が集まっていく

彼ら一人一人の力は僅かな埃にも数えられないほど小さいかもしれない
けれども、戦いこそが、パイロットこそが彼らの力ではない

あるものは物資を寄付し
あるものは資金で援助し
あるものは他の方法で力を託した

レジスタンスの中隊の一つを任せられたのは、まだ幼い顔つきの残る、
狼のような戦士

ルオシュ。かつての軍団長の子息

彼にはまだ経験も知識もない
ただ、あるのはアンセトルド・ユニットへの高い適性
そして、アンビエント・ユニットを理解できた感性

ルオシュは今日も操縦棺内部で夜を過ごした
そしてそのまま眠りにつくいつもの夜だった

この日は、眠るのが少しだけ遅かった

緑色のシステムログが延々と流れる暗い操縦棺の中
彼は静かに瞑想していた

戦いの興奮の反動は静寂でしか癒すことはできない

「ルオシュ、旅は好き?」

ルオシュは答えない。スピーカーから聞こえる、幼い少女のような声

「旅は、家に帰るまでが旅なんだってね」

ゆっくりと闇の中目を開けるルオシュ
モニターに映るVOICE ONLYのアイコン

「帰る家が無かったら、終わらない旅を続けることになるのかな」
「ここが君の家だ。そして、君は何処へも行く必要はない」

ルオシュはまるで祈るように腹の上で手を組み、静かに瞑想から眠りへと移行した
薄れゆく記憶の中で、少女のような声が続く

「ルオシュ、ΑΦΡΟΔΙΤΗはまだ旅を続けたいんだよ」
「俺も同じ気持ちだ」
「ΑΦΡΟΔΙΤΗには無限の未来がある」
「俺も同じ気持ちだ」
「じゃあ、ぼくの次の言葉も、ルオシュと同じだね」

ルオシュからの返事はない。彼は静かに寝息を立てて眠りについた
スピーカーから聞こえる声

「ΑΦΡΟΔΙΤΗは無敵だよ。帰る家がもう無いもの。だからΑΦΡΟΔΙΤΗは永遠に旅を続けて、永遠に敗北も勝利もしないまま、ΑΦΡΟΔΙΤΗは……いや、彼女が生まれた時からずっと、ΑΦΡΟΔΙΤΗは……」

次の言葉は続かなかった

静かな棺の中には、ルオシュの寝息と、虫の鳴き声のような機械の駆動音だけがあった


拍手[3回]

「こちらイオノスフェア要塞守備隊」
「定時連絡。異常なし。どうぞ」

イオノスフェア要塞は巨大な盆地に存在する要塞である
まるですり鉢のようなクレーター構造
これはアンテナとして機能すると言われている

「こちらイオノスフェア要塞守備隊」
「地震を観測した。震度1。たいしたことはない。珍しいが……」

「スロット1。ヴァリアブル・ウィンド・ユニット……正常機能」

「地震を観測……おかしい。自然の地震ではない」

「スロット2。フォックストロット・ブレード・ユニット……正常機能」

「異常事態発生! 地震じゃない! 何かが歩いている! 大きい……大きすぎる!」

「スロット3。ハイドロフォビア・ウルフ・ユニット……正常機能」

「防衛隊……壊滅! ダメだ、何が起きている……全部、凍り付いて……『禁忌』の力さえも、通用しなかった……」

「全システム正常機能。完全だ。そして、完璧だ」

「つ、繋がっていたら……聞こえていたら……巨人が……霜の巨人が現れ……およそ50メートル……いや、60……? 歌が……聞こえる。寒い……」



イオノスフェアは謎の未確認機の襲撃を受けて陥落した。その知らせを聞いた企業連盟の長、バルーナスは、力なく椅子に倒れこみ、蒸気アイマスクで目の疲れを癒したという

拍手[4回]

影の撃破、おめでとうございます

けれどもこれは、始まりに過ぎないです
これで私が何をしてくるか、分かっていただけたと思います

わたしは「超常追尾攻撃」や「クロノガーデン」や「心魂滅」といった
卑怯な手を使ってくるということが

******

シャドウを撃破したプレイヤーはまず、再起動を狙うことを考えるでしょう
なぜなら、戦果を3点上げするより、再起動を繰り返す方が簡単だからです

そして、そのまま手を打たなければ、私の恐れる事態が起こります

戦犯の発生です

全員の協力でもってしか再起動は起こせません
そして本来ならば「再起動ボーナス」は存在しないはずでした

つまり、全員の協力が必要になってしまったということです
それは、助力できない方へのヘイトが募り、戦犯が生まれることを意味します

私は生きたプレイヤーにヘイトが向かうことをよしとしません

でも、再起動ボーナスはやっぱり夢があります

*******

ルミナスは徳の禁忌です

徳でもってすべてを救済する存在です

二つほど、ルミナスの能力をリークします
それは「不必要で棘のある努力」を軽減するためです

********

≪錯乱旋律可能≫

ターン開始時に敵陣営の生存率が7割以上の場合、敵陣営全員の次の行動を遅らせ、連続減し、索敵補正を減少させます

≪大量生産護衛兵可能≫

ターン開始時に自陣営のAP総量が最大AP総量と比較し40%以下となった場合、APがある自陣営NPC全てを残機+1します

現状の最適解は「最速での敵全滅」です。それを私は押しとどめます。そう、あらゆる手を使って
そしてルミナスは多分10ターンくらい居座るでしょう

休暇残像が6人以上いたら再起動は望み薄い…?
そんなことはないです

あなたが望めば、再起動くらい起こせます
まだまだ明かされない能力が渦巻いています

そう、ルミナスは徳の禁忌

そして禁忌は……組み合わせて使うのですから

※追記
私が問題視していること
1.休敵スキャン対象の多い戦場で再起動を発生させるためには、味方が死ぬ前に戦闘を終わらせるしかないという唯一の解しかないこと
2.そして、再起動を起こせる戦場と、起こしやすい戦場と、不可能な戦場にマッチング時点ではっきり分かれてしまっていること
3.そして、本来戦闘を終結させるはずの休敵スキャンが、再起動を妨害する要素になっていること
4.そして、再起動が起こせると感じたプレイヤーが、過剰な連携を行った場合、継続に対する負担が大きくなり、それは連携から外れて休暇を行う、壁ではないプレイヤーへのヘイトにつながること

私が改善すること
1.まず、戦闘を急速に終わらせる必要はないこと。そのために過剰な殲滅力(≠火力)を発揮する必要性を下げつつ、火力による攻撃戦果の差別化をはかる
2.そして、未公開の能力により、再起動を発生させるチャンスの平等化をはかる
3.そして、未公開の能力により、休敵スキャンと再起動発生の関連を和らげる
4.そして、全てのプレイヤーが再起動を起こせると思える状況にして、それは仲間の協力を必要としないものとする(殲滅力は仲間の協力なくしては不可能)
5.原則として、7割以上の生存性による再起動発生は変わらない
6.つまり、あなたの力で撃墜される休敵スキャン対象を守れることを意味する
7.それは、徳の禁忌であるルミナスの特性である


拍手[2回]

人間が把握できる情報量には限りがあります。けれども、情報が変わらないと、停滞した感覚がします

私はエントロピーを増大させる方向性を選びました。それは、世界が情報に埋め尽くされて滅びることを意味します

情報の洪水はもはや押しとどめることのできない濁流となっています。これ以上の情報はもはや無意味であり、誰もついていくことはできないでしょう

最初は、じゃんけんだけでも楽しかったのに
いつからか、じゃんけんコスト制とか、連続じゃんけんとか、仮死状態じゃんけんとか、じゃんけん大貧民とか、空中レギュじゃんけんとかが現れて

楽しく情報を摂取していたのに、ふと我に返ると、自分がいま何を食べているのか、色や形さえ分からなくなってしまっている

俺がやっているのは、本当にじゃんけんなのか……?

自分自身に問いかける日が来ました

それがじゃんけんの終わりの日なのです

じゃんけんを見失った方たちに、差し伸べる手はないのでしょうか
じゃんけんを取り上げる…?
いいえ、奪うことからは何も生まれません

じゃんけんを、信じられるようになれば……

正しいか、正しくないか

卑怯な手かもしれません

ただ、もうじゃんけんを変えることができないのなら
わたしが変わるほかないのです

あなたはいま目隠しをされています
目の前にはどうやら料理があります

何を食べさせられるのか、色や形さえ分からない

じゃあ、僕の用意したびっくりドッキリメカを、体験してもらいましょうか


拍手[6回]

<<< 前のページ 次のページ >>>
プロフィール
HN:
霧のひと
Webサイト:
性別:
男性
P R

photo byAnghel. 
◎ Template by hanamaru.