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粉塵は古来より、生活の様々な様式に影響を与えてきた
最も影響を与えたのは、服であろう
清浄でない外気に晒される場所の服は決まっている
それが、フィルタースーツと呼ばれる防護空調服だ
大きく分けて2種類
LL式と、Ft式がある
LL式はぶかぶかのスーツで、服の上から着ることができる
中には十分な量の空気を循環させることができる
これは気密性が高く、海上では救命胴衣の代わりにもなる
フィルターは胸についているものが多い
Ft式は服の代わりに着るぴっちりしたスーツである
粉塵が付着しづらい滑らかな素材でできており
エアシャワーを浴びると綺麗に粉塵を振り落とすことができる
フィルターは首についており、ヘルメット内部のみ空気を供給できる
いわゆる一般的な服飾は、この世界では屋内の清浄な空間でのみ着る
タワーや一部の大型艦船には、「テラリウム」と呼ばれる温室が存在し
ガラス張りになっていて、清浄な空気を満たしており
そこでは逆にフィルタースーツは無粋とされ
かつての文明の痕跡を演じるために、服というものを着飾るPR -
部屋を見渡す。俺の部屋をだ
俺はずっと、ここでさまよっている
こんな狭い部屋でだ
広さと言えば、ベッドで半分埋まるくらいだ
そこに、エアフィルターのやかましいゴウゴウとした音が
どこまでも反響している
このエアフィルターというやつは最悪の発明だ
空気を効率よく循環させる
それも、ちょうどいい気温や湿度を安定して供給できるように
そして、有害な外気を清浄に保つために
そう、外気は有害だ。かつての七月戦役が、世界をそう変えた
三大勢力はあまりにも強すぎるグレムリン大隊を前に
禁じ手となる作戦を強行した
新型艦載粒子砲
その光跡の後には、重粒子の「カス」である、『粉塵』が漂う
この粉塵はモロに吸うと、肺がズタズタになる
だからみんな、外を出歩かない
みんな「エアフィルター」に護られた室内か
空調服の中か、機械の中にいる
当然、窓なんてない
外は太陽の光がぎらぎらしているし、
それが粉塵に反射して、まるで火花の中に飛び込んだみたいになる
人類の居場所は、もはや人工物の中にしかない
それでグレムリンに負けているのだから、お笑い草だ
今日もテレビでは新型グレムリンの情報がグレイヴネットに乗って
やかましいほどに流れてくる
グレイヴネット――通信情報網であり、世界を繋ぎとめる情報の生命線
三大勢力とテイマーズケイジが張り巡らせた、世界にかかる網
どうせ情報なんて作られたものだろう
人工物に護られた人類にお似合いの流動食だ
粉塵――こいつが、世界を一変させた
どうしてこんなことになってしまったのだろう
粉塵の存在は千年前から伝わっている
この粉塵というやつは、水蒸気を吸着分解し、世界から雲を奪った
そして、代わりに与えられたのは、奇妙にきらめく虹色の粉塵ガス
七月戦役までは、遠くの空の現象だった
それでも、霧や雲といった言葉が、空想上のもの、という意味に転じるほど
世界を変えていた
それが、七月戦役のせいで……
あの日を覚えている
「みんな」が「血を吐いて」倒れている
俺たち5人は、何とか生き残った
グレムリンの張るゴースト・シールドが、粉塵を防いだのだ
偶然だった
でも、「みんな」は違った
重粒子投射実験
失われた船
そして、生き残ってしまった「5人」
幽霊船のエンブレムを掲げた5人は、やがて――
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虚空領域でよく食べられるもの
主食
・コーンミール
セルロースとでんぷんを合成して作られた市民主食一号
余りにも安価でよくできているため、古来より量産される
よくお湯で溶いて食べる
食感は粉っぽい葛
トウモロコシに似た香料が使われているが
何の香りだったのか今では失伝している
・メシ
でんぷんを粒状に成形し作られた市民主食二号
コーンミールが不味すぎたため生まれたメシ
しかし、コストが高く、上級市民が主に味わう
ま、お前らはコーンミールの黄色い泥でも食ってろってことだ
・コンブレッド
市民の努力により、いくらか食えるように調理されたコーンミール
パンに似ているが、硬いし酸っぱいしすぐかびる
主菜
・バイオベーコン
培養肉を薄くスライスして炙ったもの。臭いにおいがする
豚肉の匂いだということを知るものは、すでにいない
・虚空魚
虚空の海から釣った魚。主に焼いたり煮たりして食う
港湾部では魚市が開かれ、毎日新鮮な魚が並ぶ
外洋やタワー中枢に魚はいないため、食べることは稀であろう
・鶏肉
生きた動物肉を食うことは、特権階級にのみ許された贅沢であり
ニワトリを〆るときは、結婚式くらいであろう
副菜
・ドロ
謎の合成食物。変に酸っぱいゼリー状のもの
貴重なビタミン源
・栄養剤
錠剤やカプセルで手に入る。足りない栄養をカバーする
・冷凍みかん
凍らせたシャーベット状の合成食物
ドロよりはおいしく、人気があるが、高価
みかんが何を意味する言葉かは失われている
飲み物
・バイオコーヒー
飲めたものではない臭い水を飲めるようにしたもの
水にコーヒーポーション(コーヒーシロップ)を垂らすと完成
・クリーチャー
ケミカルな色をした合成飲料。カフェインが多く含まれている
・清浄水
非常に貴重であり、一周まわって雑味のない水が最高級の飲み物である
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「檻に閉じ込めなければならない。護るために……人類を、あの破壊から」
――ケイジキーパーNo.5《キィル》の発言記録
全ては崩壊し、いまは海の底に沈む虚空の時代
海上に亡霊のようにさまよう船団と、
掴んだ藁のように頼りないタワーの下で
人類は新たな社会を築き、そして死んでいった
虚空の時代に現れた勢力は3つ
真紅連理
翡翠経典
そして、青花師団
3つの勢力は互いに怒りの炎を交え、多くの悲しみを海に沈めた
ある日……その悲しみは限界を超える
七月戦役の始まり
巨大勢力の抗争の果てに、失われた幾多もの命
「失われた先に、何があるというの……?」
―――
No.5は彼のコードネームである
5人の若者が、ある日、タワー内部で、信じられないものを発掘する
いつものアレだと思っていた
ハイドラの化石
古代、すべてを破壊した存在であるハイドラ
いまはもう、起動することはない
ただのがらくたになっていた
どうやって動いていたのかも
どういう仕組みなのかも
何もわからない
ただの、石と化した栄光
しかし、「それ」は違った
「このフレームはいったい……■■■■■、分かるか?」
「■■■、生きている、こいつ……」
「生きているだって!? ■■■■■、ハイドラは全て化石に……」
「電源が生きている。まって、いま起動してみる」
原初のフレームの発見である
それは、赤銅色の不思議な金属でできていた
それは、エネルギーを帯びると淡い緑に発光した
それは、人間の骨のような形と、尻尾を持っていた
それは。頭部を欠いた状態で発見された
それは、人間の乗る場所が設えてあった
5人の若者は、その奇妙なフレームを持ち帰り、実験を繰り返した
4年の歳月が流れた
その間に、世界は七月戦役でめちゃくちゃに破壊されていた
「No.5、これが最後だよ。これが起動しなかったら、もう……」
「No.2、分かっている。俺たちには力がある」
「失われたNo.1、No.3のためにも」
「行くよ、No.5、No.4。グレムリン・フレーム通電開始」
「電圧正常。電源を確認」
「ミストエンジン粒子回転開始。電源を切替」
「機体発光。G.I.F.Tシステム、正常起動」
「頼む……ゴースト・フレーム……全てのスロットとのコネクションを開始!」
「ゴースト・グレムリン《ヴォイドヘッド》、歩けッ!!」
「あ……」
「歩いた!」
「や、やった……グレムリンを、完全再現した!」
「俺たちは、グレムリンを、理解した!!」
――それが正しいか、正しくないのか、だれにも分からない
ただ一つ、言えるのは……
新たな””破壊””が、人類の手に委ねられた、ということ
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11回更新より、新しいシーズンが始まります
新しい条件
新しいルール
新しいスタートが始まります
勇者のレベルが200レベルに統一され、すべての魔法を忘れます
これは、後発の勇者が追いつけなかった勇者の性能をリセットし、同じ条件に立たせるために行います
そして、勇者のHPを大幅に強化し、延命させる目的があります。これによって戦場の高速化を防ぎます
村やその他の世界情勢の数がリセットされ、村が枯渇していた場合、再び村を焼けるようになります
これも同じく、条件が違ってしまうので定期的にリセットする必要があります
所持金が全員10000moneyになります
これも、負債を抱えたり、追いつけないくらい資産差ができたプレイヤーを救済し、気持ちをリセットするために行います
ペトロクラウドで攻撃戦果を得られるようになります(違法性依存)
ペトロクラウドの即死ダメージ発生条件が、「対象のHPが30%以下の場合」になります
ペトロクラウドの条件がソウルブラストによって緩和され、使いやすくなってしまったので、より「稼げる」魔法へとシフトします
デッサンスケールの効果量増加
レギオンファームの効果量増加
これは効果がささやかすぎたので、上方修正します
サキュバスの価格が20%程度増加。機巧技術を3倍に
微妙なステータスなうえ、火炎ユニットの特徴である機巧技術を欠いていたので、強化します。テクニシャンになります
行動時発動戦利の効果量が2倍になります
収入源としてやはり存在感が薄かった行動時戦果を強化し、戦術の一端に加える目的があります
罠の与えるダメージが2倍になります
これにより、罠による勇者撃退を有効打にします。罠なしで勇者を撃退することが、かなり難しくなるはずです。勇者のHPはかなり強化されています。そしてペトロクラウドで即殺することができなくなっています
戦果獲得量が10倍に、上限が1000になります
これは存在感の小さかった戦果を、メイン収入源の一つに押し上げる目的があります
補助金の額が倍になります
これは後述する所持金ゼロペナルティを緩和するために行います
所持金が0以下の状態で召喚を行うと、召喚したユニットが「がらくたの罠」という無料の無属性罠に変化するようになります
これは、予算内に費用を抑えるようなプレイヤーのために、無限借金を封印する目的があります
カタログに登録されたユニットが更新をまたいでも消えなくなり、400件を超えた場合強度の低いものから順に消えていくように
ただ、現状のまま所持金ゼロペナルティを追加すると、重複購入ができなくなり詰むので、疑似的に重複購入できるように過去のマーケットデータを残します
第2シーズンの展望
第2シーズンでは、よりゲームスピードを下げて、ゆっくりと稼いだり護ったりできる、ギリギリとした戦いを楽しめるようにしたいです
多様性を増やし、様々なスタイルが活躍できる世界を望みます